IoT機器のサポート期限

こんにちは。ゼロゼロワンの萩原(はぎわら)です。

今年はWindows7のサポートが終了しましたが、Windows XPからの移行の時と比べて穏やかだったように思えます。そんな世界一売れているソフトウェアであるWindowsでさえサポート期限が設けられています。
スマートフォンにもサポート期限が設けられています。Androidですとメーカーごとにポリシーが違うので一概には言えませんが、iPhoneのOSであるiOSではiOS13のタイミングでiPhone5s/6/6Plusはサポートの対象外となりました。

サポート期限が切れた場合、使い続けるとセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が修正されず攻撃されやすい状態となります。もちろん使い続けることはできますが…。

あんなに売れているソフトウェア、スマートフォンでさえサポート期限があるのですが、IoT機器ではどうでしょうか?
身近なIoT機器にはルーターが挙げられます。ルーターもソフトウェア(ファームウェア)が搭載されており、例に漏れず脆弱性が存在します。皆様の家庭にあるルーターですが、何年前に購入されましたか?

IoTメーカーの悩みの1つには、販売後のサポートをいつまで続けるのか、があると弊社では考えております。実際に製品のサポートの終了を宣言している機器もありますが、その様なポリシーを定めていないメーカー/機器も少なくありません。
もちろん、サポート(脆弱性の修正)を続けることにはコストがかかります。その上、無償で提供することが多く、企業の売上にも繋がりません。

IoT機器のサポート期限が明確になれば利用者としてはより安心してその機器を使えますし、メーカーにとってはコストの予測も可能になります。利用者はサポート期限が切れたら買い換えれば良いのです。スマートフォンを買い換えるみたいに。

本当にサポートが切れたIoT機器を使い続けることが危険なのか、という声もあるかと思いますので、次回は実際にサポートの終了が宣言されたIoT機器を弊社が解析した結果についてお話ししたいと思います。

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